無資格で介護士として仕事をしている方であっても、ステップを踏めば将来的にケアマネジャーとして働くことが可能です。そのための第1歩は介護職員初任者研修の資格を取ることで、次が介護福祉士実務者研修、介護福祉士、ケアマネジャーとなります。
最初の段階である介護職員初任者研修を受ける1つの方法は、通信講座で受講する方法です。自宅で自分のペースで進めることができるので、介護士として働きながら受講可能です。研修時間は130時間で、自宅での学習は40.5時間、残りの89.5時間はスクールに通い授業を受けたり実習を行ったりします。
スクールによっては、土日コース、土曜日のみコース、日曜日のみのコースがあるので、平日は仕事が終わってから家で勉強して、土日はスクールで研修を受けることができます。こうして受講した場合には、修了まで3ヶ月ほどが目安です。
介護職員初任者研修を修了したら、介護福祉士実務者研修を受けます。介護福祉士実務者研修も、自宅学習と通学講習で受けることが可能です。研修時間は450時間ですが、介護職員初任者研修を修了している人は130時間の免除があるので320時間で修了できます。
3年以上の実務経験があり、介護福祉士実務者研修を修了している人は、介護福祉士の国家試験を受けることができます。介護福祉士になるための勉強は、書籍を買って独学する、通信講座を利用する、スクールに通うという方法があります。介護福祉士の試験に合格してから、介護福祉士として通算5年以かつ900日以上働けば、ケアマネジャーの試験を受けられます。