ケアマネジャーの仕事は、介護認定の申請代行や利用者のケアプランの作成とモニタリングが中心です。正式には、介護支援専門員という資格を取得した人がケアマネジャーの仕事に就くことができます。ケアマネジャーは介護士の仕事もできるため、介護士よりもより多くの仕事内容を法律的にも実務的にも行うことができるようになります。
介護士とケアマネジャーは、双方で非常に密接に働くことになります。なぜなら、ケアマネジャーは介護サービス提供者と密接に連絡を取り合う必要があるからです。利用者に必要な介護サービスは何かをも見極めるのも、ケアマネジャーの仕事です。介護保険の申請を行い利用者の金銭的なサポートも行うため、35名の利用者に対して1名のケアマネジャーが配置されることになっています。
介護士との明らかな違いは、ケアプランの作成と介護保険の申請代行の部分です。ケアマネジャーが作るケアプランがなければ、利用者は介護サービスを受けられません。それぞれ介護や支援が必要な方に、その手配を行うのがケアマネジャーの仕事です。介護保険がきくのか自己負担で行うのかも、ケアマネジャーが判断しなければなりません。
介護士は、ケアプランに基づいて介護を行っていく現場のスペシャリストです。利用者にとって最も近い存在のため、利用者の声を聞き、そのフィードバックをケアマネジャーに行います。利用者と介護士、ケアマネジャーは密接な関係になっており、ケアマネジャーは介護士以外にも介護保険事務所や理学療法士、看護師ともやり取りをすることがあります。